馴染みの居酒屋に複数の写真が飾ってあって、「良い写真」とは思わなかったんだけど女将さんに尋ねてみたんですね。
オレ:「たくさん写真が飾ってありますねぇ」
女将さん:「常連さんの中に写真家の方がいて、持って来てくださるんですよ」
「写真家」と聞くと、今まで何とも思わなかった写真が素晴らしく見えるから不思議なものです(笑)。
これが先月のこと。そして今月、帰りに一杯とお店に寄った時、カウンターでうるさい賑やかな老夫婦と隣りになったんですよ。ここで女将さんが「この前お話した写真家の方ですよ」と教えてくれたので、写真の話を振ってみたんです。
アトリエに遊びに来てください、写真集を出したから良かったら買ってください、ここまで言われたら「おぉ、この人スゲーな」と思うわけですよ。名前から住所から電話番号まで教えていただき、こりゃラッキーだと思うわけですよ。
これ、初っぱなのやり取りです。ここから、オレの写真に対する質問が始まりました。まず、オレの欠点である「日の丸構図」を脱却したく、「日の丸構図にならないようにするには、被写体を2/3に持っていくようなことを聞いたんですけど…」と、写し方の基本を教えていただこうとしたのです。
写真家:「日の丸?ナニそれ?」
オレ:「えっ、…写真の真ん中に被写体が来ることですけど」
写真家:「へぇ〜、そういうのがあるんだ」
怪しい…。
オレ:「人物、特に子供を写す時は難しいですよね?」
写真家:「んー、私は風景専門だから」
オレ:「友達にプロカメラマンがいるんですけど、子供の動きは予測出来ないから難しいと言ってましたよ」
写真家:「その人は本物のプロカメラマンですよ」
えっー、じゃアンタ何なのよー?と、こっそり女将さんに聞いてみたら、
職業:元公務員、現在定年退職済み
趣味:40年程続いている写真
写真集:自費出版
アトリエ:自宅を改装して写真を飾ってあるだけ
えっと、悪い言い方をすれば金持ちの道楽みたいなもの?<ぉぃ。
写真家:「私は海外の写真専門で、色々なところに行きましたよ。観光地だから人がいっぱいいるけど、Photoshopって知ってますか?それでいじればキレイになるんですよ。今はデジタルの時代ですから」
…。このじじい、自称「写真家」だと気付いたのは言うまでもありません。
ま、Photoshopで少しくらいの補正をするのはアリだけど、こういう言い方をされると「何こいつ」みたいになるわけですよ。
オレ:「Photoshopを使わないで、これからの時期は、そうですねぇ、桜の写真なんかどうですか?私も桜の写真を撮ってきますから、○○さんも桜の写真を撮ってきてくださいよ。そして女将さんが気に入った方をこのお店に飾っていただくというのはどうです?」
女将さん:「それ、いいですねー!」
あとで聞いた話だけど、女将さんはこのエセ写真家が○○○なんですって(笑)。
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というようなことがあって、ここ数ヶ月はコンデジばかり使っていたので、久しぶりにD90を持ち出してみました。さてこれからという時に雨が降り出したので、ISOも何も、いいやとりあえずオートでとシャッターを切ったけど、写真を見たら勝負どころか無謀なことを言ったなぁと後悔しています(笑)。
ピンが来ないしシャッターを切ると「カチン」とヘンな音がして画面がブレるし…。
カメラのキタ○ラにメンテナンスに出そうと意気込んだら、肝心のカメラと動作が疑わしきレンズ(Nikon AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200)を忘れてストラップを購入して帰宅(笑)。<何やってんだ、オレ。
D90も購入当初は使い方を完全マスターしたつもりだったんだけど、こうも使っていないとほとんど忘れてしまうものなんですね。「忘れる」というよりも、経験値が全く足りていない証拠だと思っています。
「ブログ用だからコンデジでいいや」とデジイチを持ち出さなくなっていたのも事実。宝の持ち腐れになってきているので、少し頑張ってみるのは勿論だけど、エセ写真家に負けない自信が全くありません(笑)。
今週はデジイチを持って夜の界隈に出掛けるつもり。勿論、デジイチの練習のためです。
どはははははははは(笑)。
その勝負、混ぜてもらおうかな(笑)。
参りましたよ、この自称写真家じいさんには(泣)。
Photoshopの使い方をマスターしている、写真歴40年だからそれなり、という程度でしょうか(笑)。
えっと、この勝負は「素人対決」で、プロカメラマンの方が入っちゃダメです(笑)。