夏休み。昆虫編

 「日記」というものはやめているんだけど、個人的備忘録として残すにはココかなぁと。

 今年はロンドンオリンピックの現地観戦を中止し(いや、最初から行く気無いけど)、毎年恒例の伊那谷で静養して来ました。いつも同じような風景で始まるので今回は昆虫から。

ハエ食物連鎖

 ハエが捕獲されています。ハエ叩きでも素手でも捕まえられないのに、このトンボの短いようなハエの長いようなヘンな虫はハエを捕まえてムシャムシャやっているんですよ。どんだけ田舎だと言っても、ハエを見たことが無いのでハエが捕まっていること自体にビックリだったんですけどね。あ、畑にはいるか。
 アブに似ているので、その仲間なんですかねぇ?「ハエを食べる昆虫」で検索したけど、ハエトリグサしかhitしませんでした。

通路

 ここは中庭から裏の生け簀へ抜ける通りです。左側に、申し訳ないように、溺れるのはアリンコぐらいじゃないかってくらいの沢の流れがあるんですよ。同じく左下に写っているグリーンの虫かごで比較すれば、その流れがどんなに小さいものか想像出来ると思います。
 物心ついて約40年、ここに沢ガニがいることを知りませんでした。昔はこの写真の3倍ぐらいの川幅があり、トンボの幼虫であるヤゴがわんさかいたんですね。オニヤンマやギンヤンマが飛び交っていたんですから。

沢ガニ

 これが沢ガニ。子供の頃は河原で獲ったもんですけどねぇ。庭にいたんじゃん。

ミヤマクワガタ

 そしてこいつは数年振りに捕まえたミヤマクワガタのオス。今年は20時頃に街灯を渡り歩いてカブトムシとクワガタを30匹ほど捕まえました。たった2晩で。まだまだ自然が残っているなぁって、実は街灯を渡り歩いていた時に、野生の鹿の群れに出くわしてビビッたんです。
 これは自然が残っているのでは無く、徐々に自然が壊されている証拠なんですね。昔は「クマがいる」「サルがいる」「シカがいる」「イノシシがいる」と聞かされても、見たことが無かったので「エサの豊富なまだまだ山奥」にいたんでしょう。そこが自然災害や人間による環境破壊でエサが無くなり、生存するために山を降りて来た、たまたま人間が畑をやっているので美味しいエサが豊富、じゃ、ここをエサ場としよう、って感じですかね。

 カブトムシを捕ることが目的だったので、カメラを持っていなかったのが残念。真っ暗な夜に突然シカの群れに出くわしたらホントにビックリですよ。間違いなく伊那谷の人口よりも多いんですから。
 若い人がいなくて過疎化が進んでいる場所、子供の頃から慣れ親しんだ土地なので、歳を重ねるごとに切に実感しています。