佐賀県の県議全員にiPad2を配布するらしいけど、目的が「時間短縮(効率化)」と「スピード」と「紙減らし」というのはごもっとも。
　ただですねぇ、これをやると情報が漏れ放題になる可能性もあると思うんですよ。しっかりとセキュリティ面を強化したとしても、紙であれ端末であれ「外へ持ち出した時点」で情報が漏れる可能性が生まれるわけです。というわけで、こういうことをやることには反対派なんだけど、佐賀県がiPad2を導入する理由というのがこれ。

議会閉会中や緊急連絡で資料をファクス送信する場合、全議員に1枚送るのに1時間ほどかかっている。枚数がかさめば2、3時間かかることもあり、iPadへのメール送信で、視察先など自宅以外でも送られた資料を見ることができるようになる。

　資料を「FAXで送る」というように、以前から「緊急連絡の資料」もFAXで議員宅(外部)に流していたんですね。FAXで流した分だけ紛失等の理由により、外部に漏れる可能性が高まるわけですよ。

　危機管理をしっかりしないと、「便利さ」と「情報漏洩」は紙一重で危険性が高いからこういう使い方は推奨しませんね。

　iPadが世に出てから、それ以前はノートパソコンの持ち歩きやUSBに情報を詰め込んでの持ち歩きをしていたと思うんだけど、これも危険だと思っていましたから。

　配る・流すよりも、手間と時間がかかっても「人を招集」するのが一番いいと思うんですけど。

　記事と全く関係無い朧月の鉢。

　ぶっ壊れました。木で出来ていて気に入っていたのに、根が張り出した強さと老朽化ですかねぇ。新しいのを購入しよっ。